ホコリを見つめるネコ

掃除ってなぜ必要?

 日本人の気質や美徳のようなもので

 

「家族や他人の為にキレイにしなければならない」

みたいな物ではないですか?

 

それはとても素晴らしいですし、そんな日本人の心持ちは私も好きです。

 

でも、そればかりになってしまうと疲れてしまいます。

 

 

 

では、本当に掃除は自分以外の人の為やしなければならないものなのでしょうか?

 

 

 

私は元々掃除が嫌いです。

 

その理由として大きく三つ。

 

・細かい事が気にならない 

・何をしているのか実感がわかない 

・どうせまたすぐに汚れてしまうからキリがない

 

 

 

そもそもどうしてやるのか意味は解るのですが

 

「気持ちが悪い」

「次の人が気持ち良く使えない」

「汚れが付いてからじゃ落とすのが大変」

 

などなど感覚的な部分や掃除にOKラインが余りにも人によって様々過ぎて

判断がつきづらく終わりが見えずキリがない。

細かい事が気にならない私にとっては他人の為にやる作業で

自分の部屋やパーソナルスペースに関しては積極的にやる意味を

感じないものでした。

 

 

 

そんな私がひょんな事から掃除を仕事にして

7年で3,000件以上のお部屋の掃除をすることに…。 

自分の為にやる。ストレス社会は掃除で乗り切る!

掃除をしていくうちに私の中で芽生えた変化は

 

・精神的な疲労感には掃除が効果的

・汚れがひとつ落ちる楽しさは嫌な事を少し軽くする

・床拭きみたいな単純作業は目の前の問題や悩みを忘れさせる

・少しの間でも頭が空っぽになる

 

 

 

逆に過去の潜在意識を呼び覚ますタイムトラベル…なんて事も。

 

目の前の汚れがキレイになっていくと

少しでも前向きになれるような自分がいたりしました。

 

 

 

それをちゃんと感じるには、軽く落ちる・楽に落ちるのが面倒臭がり屋の私には必須。

 

「落ちた・キレイになるを実感出来ないと気持ちが悪い」

「あっ、汚れてるからそろそろやろうかな」 

「これ落ちるんだよな~」 

「一気に落とすのが気持ちが良いから早く汚れないかな~」

 

 

 

そんな日常になりました。

 

 

 

何の為に掃除をする?

 

自分がやりたいからやる。

落とすと気持ちが良いからやる。

 

 

 

これでいいのだ、と思うのです。